当社の‘欅民芸,「川野工芸」さん「菊幸・岩谷堂箪笥」さんですが今回残念ながら「菊幸・岩谷堂箪笥」さんが‘事業停止,されました。
非常に非常に
残念でなりません。
時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、日本の職人さんがドンドン居なくなっています。本当にそれで良いのか私は疑問に思っています
売る側があまりにも偏り過ぎているのではないか・・・・?っと。

●生地

欅突板を使用し、前面と天板は良質の木目の材を使用しています。
(お客様の注文により玉杢を使用する事もできます。)


桐材は内地の厚材を使用
天板と側板はトメ加工(但し二重天板の場合は除く)
底板は木釘留め
引出しの前面(欅突板)と側板(桐材)は木釘を使用して留める
一人の職人が最初から最後まで生地の製作をする



●塗装(ふき漆塗装)

漆箆で、生漆を塗り、すぐ布と和紙で拭き取り、漆風呂という乾燥室で乾かす。
(漆風呂は、温度15度〜25度・湿度75%〜85%に保たれています。)


漆塗りは最低6回で、最初の1回だけ通常の漆を使用、2回〜6回は良質の国産漆に近い漆で仕上げる。
(他社は、最初から最後まで通常の漆を使用)
現在は、背板を2回塗りの漆仕上げとしている。
(他社は、オイルステインを使用)
岩谷堂箪笥には、ふき漆仕上げ・木地呂仕上げの2種類の塗り方があります。
漆は、ほかの塗装方法に比べ漆を落とし、塗り直しができることから箪笥の修復ができます。



●金具

南部鉄器(鋳物金具) 佐藤勝久氏
彫金の名工、菊地政雄氏(故人)の手彫りの原型に基づき、日展入賞作家であり、南部鉄器において日本伝統工芸士の資格を持つ、佐藤勝久氏の手で作られた「南部鉄金具」を使用しています。
この金具は菊幸でしか使うことができません。
手打金具 菊池広志氏
鉄板や銅板から何十種類ものタガネで絵柄を打ち出します。